この最近「この人がここ来るの?!」とびっくりしたライブが2つあり、そのひとつが今日の「安月名莉子がknaveのブッキングに出る」ことでした。彼女は(はまーがプロデュースしてたこともあり)「安月名莉子になってから見るのはじめて」というよくわからない感じなのですが、こういうところでめぐりあうのもなんかおもしろいなあと思ってたり。
まあそういう経緯もあり今日はライブレポ残すつもりでおります。なんとか開演前に着きまして、ひさしぶりとは思えない大ボリュームになりましたがよろしければどうぞ。
*遠征エロー
Vo&Gt,Baの女性2人組で、ドラムは打ち込みが入っていました。ライブはじめて3か月とか、ポテンシャルはありそうなのであとは歌唱力をどうつけるかだな。
はじめ「歌えてないけどいい声してるな」と思ったけど、聞いていくと「そっか、声がよりえっぽいんだ」ということに気がつきます。彼女は最近どうしてるんだろうと感傷的になったのは置いといて、それはしっかり彼らの世界ができてるから出せるんだと思います。だからこそ歌唱力があれば一気に化けると思うんだよな、欲を言えばドラムも入って音が固まればかなりいいバンドになりそうだもん。
*愛奈ティン
ギター弾き語り。今日いちばん見てる人でもあるし、やっぱしっかり自分の世界を持ってるなあと思いながら見ていました。
もちろんそれはとっても大事だけど、彼女の曲のパターンはそこまで多くないのかなあと思うところもあって。その「型を破る」方法ってないかなあと考えてたけど、来年はしたいというレコーディングとかもそうだし今の感じでバンドできたらどんな感じだろうなあと思ったりも。
*安月名莉子
Vo&Gtで、基本的にはインストが入っていました。思ったよりフラットな目線で見られず、全体を通して「きちんと安月名莉子を作っている」ことがわかるいいライブだったと思います。
1曲目はバックなしで、きっちりと歌いこなせるところを見せ、そこからのMCはしっかりメジャーでこなれた人のものだったな。分類的にはアニソンシンガーになると思いますが、そのなかで求められているハードルをクリアしてきたからこそこういうライブができるんだなあと思いながら見ていました。
*Sidetown
Vo&Key,Gt,Ba,Drの4人組で、Vo&Keyは女性です。そだな、バンドとしてのバランスをどう取るかが大事になりそう。
なんとなくだけど、演奏に関してはアップテンポな曲はCymbalsっぽくスローテンポな曲はEasycomeっぽく聞こえたんだ。ただどちらもVoは低めの声なのに対して彼らはどちらかといえば「かわいい」声で、それがなんとなくかみあってないように見えたんだ。もう少し歌唱力もほしいと思ったけど、それ以上に彼らがバンドとしてどういう音楽を届けるかがわかればだいぶ変わりそうな気がしました。
*Mini M!kke
Vo,Gt,Ba,Dr,Keyの5人組で、Voは女性です。そだな、やっぱり「うまいよねえ」で止まってしまうというか。
ジャズクインテットという表現がぴったりで、しっかりうまいんだけどなんかそこで止まってるなあという感覚があって。そこから彼らの色をどう出すかが大事になってくるだろうし、それ次第でまた違う世界が見えてくるように思うんだ。