
また今年もはまーがライブをしてくれることになりましたが、今回はチケット出たのが3月で確か2-3日で完売したような。そんな人気アーティストになったのねと思いながら、心待ちにしていた日がようやくやってきたのでした。
このあいだarpの20周年をしたということははまーの活動も20周年なわけで、はまーの中でも特別な想いがあったようです。本来ならCDを出したかったみたいですが多忙により難しく、そのなかで今回のコンセプトは「過去の曲を使って、僕の人生を追わせていただく」とチラシに書いてありました。
MCの中では「僕が暗い曲や愛を持った曲をこれまで絶やさず作ってきて、まだそれが枯れていない理由」として子どものころの体験をずっと話しておりました。まあこれがどこまで書いていいのやらというくらい壮絶で、そのなかでも「特別な日」の話があってそこが唯一の希望だったとか。これが「18歳で上京するまでの第1期」だそうで、人に歴史ありとはまさにそうなんだねえ。そういう話を聞くとと今もしっかり仲良くしていて自由にやらせてくれた両親には感謝しかないのですが、まあ私の話はいいですね。
なぜこういうMCを持ってきたかというと「暗い曲をメインにしてセットリストを組みたかったため」だそうで、インストメインということもあってそれまでのライブで「暗い曲を避けてた」ことにまったく気づいてなかったしなんなら今日の曲たちも「そんな暗いかなあ」と思ってたし。はまーって意外とこういうことをしゃべりたい人なのでこの構成自体はとてもおもしろかったしらしいなと思いながら見てました、まあそういう日もあっていいよね。
そしてその話が完結を見たあと福士誠治が登場し、MISSIONのこれからなんかも話してました。MISSIONはセージとはまーのユニットでしたが、これからは福士誠治のソロ活動をはまーはプロデューサー的に見ていくそうです。いきなり歌い出すはまーを見られなくなるのはちょっと残念だけど、やっぱりセージが目立つのは仕方ないしその形に落ち着いたんだなというふうに考えています。
最後のMCで「今日は僕の第1期の話をしていました。そのあとarpが第2期、薄桜記などの劇伴作家としての時期が第3期、そしてMISSIONを含めて神崎さんに出会ってからが第4期」なんて話をしてたっけ。よく考えると20周年ライブでデビュー前の話しかしてないはまーでしたが、それもまたらしいのかもしれません。そういやちらっと「MISSIONをやりだしてから明るい曲が書けるようになった」って言ってたな、そんなはまーしか知らない人たちにも伝わっていたらいいのに。
そして最後は新しめの曲でゲストヴォーカル(アズマさんって言ってたっけ)を入れて歌っていましたが、実はそこで私のなかにはあん朱さんの声が流れていて。はまーが「希望の曲」と言って書いたその曲がarpにつながっていくのは、やっぱりこれまでいろいろあったことがしっかりはまーの中で昇華されているからなんだと思います。はまーを見てからはちょうど22年になるのですが、まだまだ続けてくれることがやっぱりいちばんうれしいのです。