結果としては3-0となりましたが、そこまでチーム力には差がなかったように思います。前半は互いの持ち味がよく出ていましたし、いくつかあったピンチを琉球が決めていればまったく逆の展開もあったでしょう。その意味で先制点をPKで決めた意味は大きくて、最後のところで踏ん張っていた琉球をこれで攻撃せざるを得ない状況に追い込み、そこで守備が甘くなったから追加点を重ねることができたのではないかと思います。
これはシーズンが終わってからでもいいかなと思ったけど、今年の中田監督は戦術に関して去年までの「ゼロ」を「1」に持っていくことはできたけど、その先を積み上げることができずに苦しんだのかなと思いながら今日の試合を見ておりました。この歪な編成でここまで「できた」と取るかここまでしか「できなかった」と取るかで評価も変わりそうですが、少なくともまだなにかを「積み上げる」ことができる監督のような予感はしています。
はじめての沖縄でこれだけの試合を見せられたことで若干の舞い上がりも見えますが、まだ8位なわけでこのままでは昇格プレーオフすら進むことができません。シーズンは残り2試合、これをしっかり勝ってこそJ1への道が見えてくるんだ。明日くらいまでは喜んでてもいいけど、まだなんにも手に入れてないよ。