image 1年3ヶ月ぶりのはまーライブですね。割と毎回「どうしよっかなあ」と思うけど結局チケットが送られてくるわけで、やっぱり今回もそのパターンでした。

そういえば雪のせいで新幹線が遅れたのってジャンスマ奇跡の復活以来だったなあ、なんて思いながら横浜へ、そんな都合もあって到着は開場ギリギリになってしまいました。そしていざ入場すると、どうも会場のレイアウトが違うみたいで。はまーライブ恒例今回も13人編成かな、のオケスタイルでしたが、それをぐるっと取り囲むように客席が配置されておりました。今回のサブタイトルである「距離」ってそんな意味もあるのかな、なんて思ったりもしたっけ。

そのなかで開場からステージに案内役の方がいらっしゃったのですが、実はシンガーソングライターだそうで1曲ちょっと演奏していました。はじめのワンコーラスだけの曲は「えらく難しいことやって歌えてないなあ」と思っていたのですが、はまーが作ったという2曲目はさすがしっかりしたメロディーでだいぶ聞きやすかったな。まずはこういう「きちんとした」曲をきちんと歌えるようになることが大事なんだと思います。松村理子さんだっけ、覚えとこう。

前半のMCで「薄桜記の呪縛からようやく逃れた」なんて言ってましたっけ、そういえば最近聴けてないこともあってわかった曲は少なかったかも。そのなかで最近福岡で放送されたドラマ「たからのとき」からの曲をコーナー的に3曲してて、それが確かに「トンネルを抜けた」印象を受けたのはそのMCのためなのかな。

そのあと、「たからのとき」の主題歌もはまーが担当したようで、それを歌った古賀小由実さんが登場してその曲を。あれ1曲だけでしたっけ、感極まったのって別の曲だったかな。落ち着いたいい声を持ってると思ったけどそれを武器にするためにもうひとつなにかあればなあと思いつつ、その感情が客席にしっかり伝わってたので今日はそれがいちばんだったんだと思います。

そして後半、今回も演劇コーナーがありまして。はまーがだいぶもったいぶった言い方をしてたので否が応でも期待がふくらむなか、今回は福士誠治さんをお呼びしての朗読でした。星新一さんの「箱」って言ってたっけな、その展開はなるほどと思ったし、終わり方もほぼ予想通りでもあれは反則ですよ。そこに福士さんのいい声とはまーがつくりだす音楽が混じって一大感動巨編となっておりました、いままでのこのコーナーのなかで文句なしにいちばん素敵だったもん。

そしていつも通りダークな世界に沈み込んだままエンディングを迎えるわけですが、そのなかで実は「これアンコールいらないな」と思ったんですよ。それは、私のなかではまーが「arpの」濱田貴司ではなくなったことを意味するとっても大きなことで、そんな意味で私のなかでもひとつの呪縛が外れたのかも、と思っています。ふだん劇伴というドラマや映画の音楽を担当する方がライブという場を作っているだけでもすごいことなのですが、でもやっぱり「arpだから」見ていた部分も大きくて。こんどライブを見るときはちょっと見方が変わるかも、やっぱり「はまーの音楽が好きだった」ということだもん。そうそう、最後のMCではまーがまた「ピアノ辞めたい」って言っててちょっと笑ってしまいました、実はarpがデビューした14年前からずっと言ってるんですよね。

そんななかでのアンコールは今日「声」で出演した3人が「わたしのこえ」を、予想通りのarp曲でございました。まわりでいっしょに歌ってたひとが少なかったのが「それだけ時間が経ったんだなあ」という感傷的な気分にさせながら、終演後の物販で私の前後の人が「あの曲の入ったCDはありますか?」という質問をしていて。そう、やっぱりいい曲は時間が経ってもいい曲でいるんだなあ。その意味では昔の曲たちも大事なんだろうね、やっぱりいつ聞いてもいい曲はいいんだもん。はまーにもらった「0x0806」のサインは彼自身のメッセージでもあるだろうし、arpもなんらかの形で続いていってるんだよね。

「わたしのこえ」はこのアルバムに入っているのですが、たっけーなーおい。試聴もできるので「元はこんな声の方が歌ってたんだなあ」と思っていただければ。
arp
arp
Geneon =music=
2008-04-23



酔いどれ小籐次 オリジナルサウンドトラック
濱田貴司
ビクターエンタテインメント
2013-07-24