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まずは岩崎愛のステージでした。ギター弾き語り。きちんと自分の世界を持ってるけど、なんかおもしろいなと思いながら聴いてました。
たとえ1曲目「最大級のラブソング」は去年ラジオでパワープレイされてたのでけっこう聴いてて、たぶんおんなじような経緯で最後の「東京LIFE」も曲のイメージが残ってたんですが、そのイメージと今日のステージの印象がかなり違ってて。おそらくCDはかなり抑えた感じで強い声をほとんど使ってないからだと思うのですが、おそらくどっちも「本当の岩崎愛」なんだろうなあと思ってかなり興味深かったんですよ。だいぶん完成されてるけどそれらをまだまだ「育てる」ことができるような気がしたし、そうなったらまた新しい彼女を見ることができそうでそれもまたおもしろそうだよなあ。

そして後半は小谷美紗子です。ピアノ弾き語り。いまさら言うことでもないけれど、やはりさすがのひとことでした。
1曲目「The Stone」ではじめる前に長い呼吸を置いて、それはその直後のMCで「準備運動しすぎたから」なんて話をしていて。新旧取り混ぜた曲たちの数々、そしてそこに間違いなく存在する小谷美紗子の世界、いつもながらとにかく贅沢な時間でした。そういえば最後の曲「宇宙のママ」は「次の日が憂鬱だったオーストラリアから戻る前の日につくって、おんなじように明日が憂鬱な人に届いていればうれしい」なんて言ってましたっけ。

アンコールでは岩崎愛も登場し、まずはアルバムで小谷に弾いてもらったという「嘘」を。そのあと最後の曲は、「そういえば今日はしないのかな」と思っていた小谷の「手紙」をふたりで演奏していました。あの曲って大統領選挙が詞に出ていて「さすがだなあ」と思ってたり、「見せかけ社会」もそうだけど十数年先取りした曲をさらっと書いてしまうもんな。そんな気がつけば盛りだくさんなライブはあっという間に終わってしまいました、それだけ楽しかったんだよね。

It's me
岩崎愛
only in dreams
2016-03-16


MONSTER
小谷美紗子
Music For Life
2016-05-20