image 敬愛する奥井亜紀さんが今年も大阪に帰ってきてくれました。ただ会場がいつものROCKTOWNではなくknaveになり、いままでずっとMUSE系列でしかしてなかったのでかなり驚いたんですよね。そんななかでどんなライブを見せてくれるのか、とても楽しみにしておりました。

今回の会場である南堀江knaveは個人的によく行くし大好きな場所なのですが、亜紀さんがここに来るのははじめてでした。そのなかで1曲目の声が出たときに「うわ、こんなに音が違うんだ」とびっくりしたんですね。印象としてROCKTOWNは声が上のほうから抜けていって、knaveは声がダイレクトに伝わってきたように感じました。今日の編成ならこっちのほうが合うように思ったな、来年はどっちになるのかけっこう興味深いです。

image まず会場からしていつもと違うわけですが、今回はそれ以外にもそんな要素がありまして。クリスマスが近いということで5曲目から2曲讃美歌を続け、その流れで「Tagtea」もありましたし、そのあと2曲も「提供してもらった曲」で、ふだんの亜紀さんの曲とはやっぱりイメージが違ったんですよ。knaveはちょっと狭いこともあって生歌でもうしろのほうまで届いてたし、こんな形で亜紀さんのルーツに触れることができたのもよかったです。

あたらしい曲もいっぱいだったし、そのなかで「もう何にもいらない」や「AKA」などの昔の曲もしっかり効いてたし。あっという間の2時間半、いつもながら素敵な時間でございました。そしてアンコールは去年作ったという「クリスマスのように」のあと、そこまで出ていなかった「心のファンファーレ」「晴れてハレルヤ」でにぎやかに終わり、GtとEpfのおふたりが退場されました。

そのあとはいつもならツアーでの新曲を披露するのですが、今回は竹達彩奈さんに楽曲を提供したということでその「パルス通信」でした。なんだか亜紀さんっぽさがなくて、それもけっこう興味深かったな。そういえばMCでその話をもらったときに「奥井違いじゃないですか」って思ったらしいけど違った、なんて話もしてたっけな。

最近けっこう「いつものライブ」をしてるように思ってたけど、会場が変わるだけでもこれだけ印象が変わるんだなあと驚いたライブでもありました。それは大好きな場所だったこともあるだろうけどね、でもこれを見ることができて本当によかったです。

OPENER
奥井亜紀
メディアファクトリー
2012-07-25