image どうするか直前まで迷ったのですが、結局来てしまいました。MCでなんて言ってたっけな、とにかく似た者同士のツーマンです。
到着は19時45分過ぎかな、1番手は片足ズボンでした。電子ピアノ弾き語り。45分ステージだったのかな、でも最後のMCで「そんな時間経ってたのか」って思ったのがすべてかな。
とにかくピアノのうまさは別格で、それはとにかくすごいとしか言えなくて。ただ、それと比べちゃうとどうしてもだけど、声がうまく乗ってるとは言えないんだよなあ。ピアノが流麗だからそこには綺麗な声が合うんだろうなあとは思いつつ、でもそれだと彼の世界ではなくなるだろうなあと思うし。ひとつ前半できれいに勢いのついてた曲があって、それがひとつのヒントになるのかも。

そして2番手は葉山久瑠実でした。電子ピアノ弾き語り。あれ、30分くらいしかなかったような。
そだなあ、やりたいことはわかったかなあ。おそらくブルースが近くって、ただそのうえで「歌ってる」要素が強いかな、と思いながら聴いてました。歌詞が重すぎるからそれでバランスを取ってるようにも見えてその考え方も悪くはないと思うけど、ただそれだと中島みゆきにはなれないなあっていうのが一瞬頭をよぎったっけ。いや、おそらくそうはなりたくないんだと思うんだけどさ。
(6/26追記:ひとつ思い出したこと。実はメジャー時代の篠原美也子さんのCD聴いてもまったくよさがわからなかったんですよね。それはねーさんに百歌から入ったからという以上に、ねーさんがいろんな経験をしたことで声に厚みが出たことが大きいのかなと感じています。そう考えれば、これからいろんな経験を重ねていけば中島みゆきのようなアーティストになれるかもしれないし、そうなったときにはもう手の届かないところへいっちゃってるんだろうね。)

そして第3部はふたりでピアノを2台つかって、葉山さんの曲をうたったりピアノインスト曲をしたりでした。ふたりの声って音域が似てる割に質が違うように思えて、そこを突き詰めていけば彼ららしいことができそうに思えたな。そしてピアノ曲に関してはちょうど葉山さんの手が見える場所だったこともあり、それで片足くんのピアノを思い浮かべて聴いてたな。MCでも言ってたけど葉山さんはかなり感覚で作ってて、片足くんはジャズとかいろんな要素も混ぜ込んでいて。その違いでの曲の変化もまたおもしろかったです。ちょっと「ふたりの呼吸が合ってない」と思った場面をしっかり合わせれば、それだけで十分通用しそうな音をつくれていたように思いました。いやほんと、ふたりで本腰入れてユニットしてみたらかなりおもしろそうだよなあ。