image 今日のサンガさんは、山口との対戦でした。完勝といえる試合展開は、きっちり相手の弱点を突くことができたからですね。
レノファの前評判として「セットプレーに弱い」というものがあり「そうなんだ」くらいにしか思ってませんでしたが、前半はその通りの流れになりました。開始2分ちょっとで堀米のフリーキックをアンドレイがきれいに合わせて先制し、24分にもコーナーキックを岩沼が蹴り込んで突き放します。サンガさんのコーナーキックは3本、うち1本はファーサイドへ抜けていきましたが、もう1本は菅沼がきれいに合わせるも枠の外で「決めてほしかった」形でした。なんだろう、流れのなかでも2-3人で食いつくような守備をしていたので、セットプレーでも「ボールを見る」ようになってしまってるんだろうか。

ただ、後半はほとんど山口のペースで進んでいきます。今年のサンガさんはこういう「食いつく」守備にはめっぽう弱く、奪ってもだいたいそこでボールを奪われてしまいまた攻撃される、の繰り返しでした。それでも失点しなかったのはレノファが外してくれたことと、それ以上に菅野のセービングでした。前半こっちのゴール前で相手と1対1になりながらも見せたボールさばきはさすがだと思ったし、後半も危ないシーンの芽を摘み取ってくれてたもんな。

最後ずっと耐えたご褒美としてカウンターが発動し、最後ロビーニョが決めて3-0で試合を終えましたが、そこまで大差がつくような展開でもなかったと思います。やっぱり、セットプレーをきっちりものにできたのは大きかったですね。さあ次はヴェルディ戦、コールリーダーいわく「いつも何かが起こってる」そうですよ。個人的に印象に残ってるのは福ちゃんの退場から勝った試合だな、でもいまはそんな難しいことはいらない。ひとつでも勝ちを重ねていくこと、それがいちばん大事なんだ。

そうだ、試合終了後にゴール裏ではみんな肩を組んでのチャントが行われました。西京極だとああいう「
密集する」ことがあんまりないのでちょっと新鮮だったし、やっぱりみんなで喜びたいよね。