image CLEAR PALETTEが十三にやってきました。彼らって南のほうでライブすることが多いから、こっちに来るのは意外と貴重なんだよな。会場はスタジオということもありどんな感じがよくわかってなかったのですが、ちょっと小さなライブハウスって感じだったな。
まずはオープニングゲストとして林青空の演奏でした。ギター弾き語りの女性です。そうだな、いちばんほしかったのは声の説得力かなあ。
声の感じだとかわいさばかりが出てくるので、ドロドロした曲の歌詞がうまく入ってこないんだよねえ。結局どうやって歌詞を伝えるかになると思うんだけど、そこにいちばん近そうなのが声の説得力なのかなあ、とか。たとえば「泣ける声」を出すだけじゃなくてもその雰囲気を伝えられればいいんだし、ちょっと工夫すればなんとかなるようなそうでもないような。あと最後の曲はいろいろ飛ばしてたな、ああいう曲を「はじめに説明せず」どうやって伝えるか、なんだ。

そしていよいよツーマンのスタート、先攻はCLEAR PALETTEでした。女性Vo&Gt,男性Gt,男性Ba,女性Drのフォーピース。Drはサポートらしいです。いやあ、しばらく見ないあいだにそんなことになってるとは。
いままでの彼らって「声に力がある」イメージだったけど、今日はそれを落としてでもしっかり感情を見せていたように思います。1曲目新曲で「hitomiみたい」とか思ったのもそれと無関係ではないだろうし、それ以外の新曲もいままでの彼らではなかったテーマだったし。そのなかで、うまく言えないんだけど彼らが「勝負に出てるな」と感じる場面がいくつもあって。「そういえば重大発表あるって言ってたな」と思いつつ、そのなかでいちばん大きかったのは「メランコリーメランコリーへ改名します」でした。そうなのか、それはなんの意味を持つのだろう。なんかそんなの含めて、ここ1年くらいが彼らにとって正念場になりそうな気がしました。

#あ、そうそう。さらっとクリパレも君僕の「ほめてくれる人のそばにいたい症候群」をカバーしてた(ってこれこんな長いタイトルなのね)のですが、その時点では全然気づいていませんでした。思えばこれが「なんか歌詞変わったなあ」と思った1発目か、それにしても完全にクリパレの世界に持ってってたなあ。

休憩をはさみ、後攻は君がそうなら僕はこうでした。男性Vo&Gt,女性Vo&Gt,男性Ba,女性Drのフォーピースです。そだな、やっぱりコミックバンドとしては完成されてるなあと思いながら見てたっけ。
ひとつ気になったのは女性Vo&Gtの歌唱力で、新曲が全然歌えてなかったんだ。その割にCLEAR PALETTEの「オーバーレイ」はある程度歌えてたので固まれば違うのかなあ。そういえば新曲「解散のうた」で盛り上がってたっけ、そんなのも含めてやっぱりコミックバンドだし、そのなかでできることはやっているなあと思います。このまま続けてなにが産まれるのかだな、もちろんそれがいちばん大事だもん。