image そう、この話が出たのって3月でしたよね。「行けるかどうかわかんないけどとりあえず買っとくか」と思って買ってしまうとやっぱり「行かなきゃ」となるわけで。ちょっと今月は多いなあと思いつつ、東京へとやってまいりました。
まずオープニングアクトとしてmogmosが登場し、4曲ほど演奏されました。そうだな、けっこう熱を出してるように見えながら声が甘くて、なんか客席まで届いてなかったように見えたかなあ。

そのあとにはまーの登場です。今回もヴァイオリン4人、ヴィオラ2人、チェロ2人、フルート、あと管楽器2人、ギター、そしてはまーの総勢12人で、ステージの上もかなり混雑しておりました。サブタイトルに「時」とあったように、今回は生い立ちからarpのこと、そのあとから未来に向けてが時系列に並べられておりました。そしてライブハウスということもあってか照明は抑え気味というか気にならなかったというか、それよりもどちらかといえば音を聴かせようとしてたように思います。

arpのところでは、前回の横浜でも歌っていた岡野梨愛さんが「Reborn」と「光のさすほうへ」を歌いました。やっぱり「はじめて聴いた人はどう思ったんだろう」って思ったんだよな。前回のこともあって「どう解釈したのかなあ」って思いながら聴いてても、あん朱さんの声が「邪魔をして」それを認めない、っていうのか。それだけあん朱さんの存在が大きかったんだなあと感じつつ、だからこそ「その解釈も認められるように」しなきゃなあと思うけどやっぱ難しいなあ。ただ、この2曲のあと今はまーと作ってる曲をしていて、(MCはだいぶん考えた方がいいかなあと思ったけど)その曲はかなり感情が伝わってきたので「きちんとはまーに面倒を見てもらえるだろうし、かなりいいアーティストになりそうだな」って思いながら見ていました。そう考えると、やっぱり私のなかでarpという「呪縛」があるんだろうなあ。

あんまりインストとかオーケストラは聴かないので書きにくいところもありつつ、私にとっては「そこにはまーの世界がある」ことで十分なんですよね。arpが解散して5年になるって言ってたし、それだけ長いあいだ聴いてるとインストとはいえその世界もなんとなく見えてくるわけで。今回はテーマ的にも割とわかりやすい構成になっていたこともあるのかとっても聴きやすかったし全体の流れが見えてきてよかったです。でもなんでかちょっと眠くなったのは割と早いテンポの曲だったな、あれはなんか不思議だったなあ。

終盤にはおなじみ劇団K助の演劇もあったりしつつ、あっという間に時が過ぎていきました。ハマーは最後「このペースでライブするのはしんどい」って言ってましたが、それは偽らざる気持ちなんでしょう。でも、2年でも3年でもいいから、定期的にステージを見せてほしいと思っています。そうやって「報告をしてくれる」ことがなによりもうれしいし、そう思っているからこそまた今度も見にいくつもりをしてるんだから。

酔いどれ小籐次 オリジナルサウンドトラック
濱田貴司
ビクターエンタテインメント
2013-07-24


Reborn/桜(期間限定)
arp
ゾンバ・レコーズ・ジャパン
2003-03-05