image そろそろ見ておきたいな、と思ってたCLEAR PALETTEとPARTYSがどうやら対バンするらしくて。今日はいろいろあったみたいですが、この組み合わせを見た時点でもう迷いはありませんでした。
いろいろと工面しまして、開演ギリギリに着きました。けっこう知ってる人が多いからか今日は割と長めです、まあそんなのもありかなってことで。

CLEAR PALETTE
Vo&Gt,Gt,Ba,Drのフォーピースで、Vo&Gtは女性です。いやあ、ひさしぶりに聴いたけどやっぱいいわあ。
彼らの曲って、CDで聞いて見るとその歌詞の練られ方に驚くところもあって。それを踏まえて聴いてても、やっぱそのパワフルさに引き込まれてしまいました。その意味でライブでは歌詞が犠牲になってるところもあって、でも今はそれでもいいのかも。あと、まだ「甘い声」が「弱い声」だったので、そこで声をきっちり使い分けることができれば相当いいアーティストになっていくだろうな。

the PARTYS
女性Vo&Gt,男性Gt,男性Ba,女性Drのフォーピース。ああ、最近「なんか違うな」と思ってたところがようやく説明できるようになってきた。
演奏はかなり「ざらっとしてて」、その雰囲気はかなり好きで。でも、そこに乗せてる声がなんかバランスを取ってるというか、ややもすると「歌ってるだけ」に見えちゃうんだよね。たとえばブリグリが近いかもしれないけど、その声はもちろん「ただ歌ってるだけ」ではないからさ。たとえば最後の曲は、昔から歌ってるからかもしれないけどかなり気持ちが入ってるから、ほかの曲たちもそのくらい見せてくれればいちばんいいんだけどね。

3markets[]
Vo&Gt,Gt,Ba,Drの男性フォーピース。今日は女性ヴォーカルデーだと思ってた、彼らもネタにしてたけど。
全体を見てのざっくりとした感想は「倉坂さん好きそうだな」でした。あのMCから推測するに30代半ばかな、そんな彼らが青春ソングを見せていて。そのなかでは全体的な粗ささえも彼らの持ち味にしてしまっているような、そんなステージだったと思います。いやほんと、いっぺんthe denkibranと一緒に見てみたいもん。

みるきーうぇい
女性Vo&Gt,男性Ba,男性Drのスリーピース。うーん、だいぶもったいなかった、かなあ。
そういえば彼らをknave以外で見るのはじめてだっけ。演奏はかなりロックで疾走感もあって、それに「しっかり声を届けよう」としてたとは思うんだ。ところが、そのせいで声がだいぶ大きくなりすぎて、割れてこそいなかったものの「つんざく」ような印象になってしまったんだよな。「そんなに声を強くしなくても聞こえるだろうに」と思ったのは、ひょっとしてそれだけ彼女の声って通りやすいのかも。

FINLANDS
女性Vo&Gt,男性Gt,女性Ba,男性Drのフォーピース。なんか寒そうな格好してるな、ああそっかフィンランドだからか。
声のイメージはCharaとかNeat'sが近そうかな。アレンジも含め曲がすっごくわかりやすくて、それによって彼らの世界へきれいに引き込まれていきました。高音域と低音域で声量の差があったのはちょっと気になったものの、それ以外はほぼ完璧に世界を作ってたもんな。

#いやあそれにしてもいい夜でした。最近ここまで全員がきれいにはまる夜を見てなかったからな、それがどれだけ素晴らしいかを実感したわ。