前回見たのは昨年11月、半年ぶりに亜紀さんが大阪へ戻ってきて
くれました。そういえば今回のライブタイトル、亜紀さんが
言うまで「ナツノロックロック」だと思っていたのは秘密の方向で。

まず出てきたときから「あれ、なんか雰囲気が違うな」と思いながら
見てましたっけ。なんだろな、衣装がいつもとちょっと違うように
感じたのが大きくて、そういえばMCも普段より多かったと思うんですよ。

そう感じた理由は、徐々に明らかになってきます。まず6曲目が終わった
あとのMCで、「3年2ヶ月ぶり」のアルバムを7月に出すことが
発表されました。ただ、今回は新曲が半分で、残りの半分は「過去の
アニソンから」だそうです。今日聴いていても新曲がたくさん
あったし、それがCDになるのは素直にうれしいですね。

そして亜紀さんの曲「カランドリエ」がアニメ「黄昏乙女×アムネジア」
のエンディングテーマに使われているということでもちろんその
曲もあったのですが、その前にオープニングテーマを歌っている
鈴木このみがゲストとして登場し、その「CHOIR JAIL」を歌って
くれました。まあ、まだ若いし、自分の強みをもっと伸ばして
いくにはどうするか、を考えればもっとよくなるだろうな。
そういえば亜紀さんとの会話の中で「普通の歌手じゃなくて
アニソンシンガーになりたい」なんて話があって、そこで
亜紀さんが「私の頃はアニソンシンガーなんてなかったのに」
と話していたのが印象的でした。そう、亜紀さんはそういう目で
見られることもあるけど、れっきとしたシンガーソングライター
なんだよね。

そう、ステージ中「新曲が多いな」と思ってたんですね。さらに
CD発売のからみもあってか、前半の中盤でアニソンゾーンがあって
「月の繭」とか「晴れてハレルヤ」とかも歌ってくれましたっけ。
それを頭に入れつつ改めてセットリストを見てみると、やっぱり
新曲や昔の曲が多く、「DENIMUM」以降のアルバム曲は「ああ、春だ。」
「真夏日」「アドバルーンを探せ」の3曲だけだったようです。これも、
いつもと違った原因なのかも。

そんな「いつもと違った」ライブでも亜紀さんの良さは変わらず、
存分に楽しむことができました。そう、その「カランドリエ」、
なんとなく「I LOVE YOU」に曲調が似てた気がしたな。それが
なんだかうれしかったし、そんなことも含めていいライブを
見せてもらえたと思います。