さて、そろそろこの振り返りも終盤になってきました。
今回は、最終的に2012年までシーズンを持ち越した
サンガさんネタでいきます。

 もうすでに記憶が曖昧ですが、確か開幕前には「昇格候補の
一角」に挙げられていましたよね。J2降格により水本・大剛・
増嶋などが移籍し、戦力はかなり落ちていました。それを
ふまえて、開幕前は「いままでの最低順位(J2での5位)は
更新するかも。とはいえ、さすがに2桁順位にはならない
だろう」と思っていました。

 そして開幕戦で「大木サッカー」を見せたものの試合には
負け、東日本大震災による中断のあともなんとなく勝てない
状況が続きます。そのどん底が6月で、あのときは確か
アウェイで5連敗したこともあって19位まで順位を落として
います。正直、このときは「これは1桁順位も危ないな」
と思っていましたっけ。

 その状況は9月まで続き、10月のホーム水戸戦では
後半立ち上がりに2点決められ、後半からテレビを
見ようと思ってたのにそれで不貞寝した、ということも
ありました。それがホーム徳島戦から歯車がかみあう
ようになり、次の札幌戦で4-0というスコアで完勝します
(あ、でもこの試合見てないや)。そこからいままでの
調子が嘘のように勝ちはじめ、そこからの公式戦14試合で
12勝1分2敗(天皇杯は90分でのスコア)という成績を
残しています。正直岡山に負けるとは思ってなかった
けれど、それでもこれまで応援してきたことがようやく
結果としてついてきたのはうれしかったですね。

 その勢いそのままに、4回戦で鹿島、準決勝で横浜FMと
J1勢を撃破し、ついに元日決勝まで駒を進めることに
なりました。そこでの戦いで「なぜこのチームが来年も
J2なのかわからない」と言われておりますが、まあ
この勢いは2ヶ月ちょっとしかなくてその前はかなり
負け続けていましたから。そう考えると、来シーズンは
終盤の勢いをどれだけ維持できるかが大切になって
きます。

 にしてもこのシーズンはJ2なのに全然勝てないときも
あったし、逆に破竹の快進撃を見せてJ1を撃破したことも
あったし、まさに「天国も地獄も見た」1年でした。
もちろん天皇杯で準優勝しても、来年のJ1昇格は保証を
されたわけではありません。これだけの経験をしたの
だから、来シーズンこそJ1に駒を進めよう。