すみません、ちょっと放心状態なので
野辺さん部分のライブレポはあとに
まわします。でもひとことだけ。とても
「無理やろー!」と思っていた人の
ライブとは思えなかったな。会場も
かなりいい雰囲気だったし。
(12/3追記:書きました。)
まずはオープニングアクトとして、大野賢治
ヨウヘイのユニット「オノヘイ」が登場しました。
各々のソロだとまた違った感じになるんでしょう
けど、ユニットとして組むとかなりおもしろい
感じになってましたね。ヨウヘイさんの表情を
オノケンさんが拾い、そこでまたヨウヘイさんが
表情を変えていくところとか。彼ら目当ての
お客さんも多かったのかな、会場もかなり
暖かい雰囲気になっており、オープニング
アクトにふさわしいステージを見せてくれたと
思います。

 そして短い休憩をはさんだあと、いよいよ
野辺剛正の登場です。はじめの3曲くらいかな、
いままで聴いてた野辺さんとはちょっと違う
感じがしたんですよね。それはなんだろな、
あえて昔の曲をしたのか、それともかなり
緊張してたからなのか。
(12/19追記:野辺さんのブログでセットリストが
上がっていました。実はなんとなく
「ふたり彩の空」があったんじゃないかと
思ってたのでこんな書き方だったのですが、
やっぱり歌ってたのですね。
それより驚いたのは私のブログへのリンクが
あったことで。関係者でもないのにホント
申し訳ないです)

 とはいえオープニングアクトの成果もあって
会場のボルテージはかなり上がっており、その
中で野辺さんは非常に気持ちよさそうに
演奏していました。そして5曲くらい演奏した
時点で「実は曲順を決めてない」という話を
し、さらに5曲くらい演奏したあとで「ここまで
ニューアルバム『合縁奇縁』から1曲も演奏
してない」という話がでてきます。そのあとは
そのアルバム「合縁奇縁」の曲を曲順通りに
演奏し、本編は終了となります。

 アンコールは「盛り上がる曲」ということで
「素晴らしき人生」と「ダメージの詩」でした。
その通り会場は大盛り上がりで、約3時間の
ステージが終わりを迎えることになりました。

 いいお客さんだったことを差し引いても、
野辺さんのステージはやっぱり心を打つものが
あると思います。その気持ちがあるからこそ
会場をひとつにできるんだと思うし、だからこそ
「このくらいの規模がちょうどいい」のかも
しれません。デビュー15年、大阪では14年ぶりの
ライブで、そのあいだどう生きてきたか、という
野辺さんの「答え」を見せてもらえたステージに
思えました。それが正しい答えとは限らないけど
野辺さんは絶対に正しいと思っているだろうし、
あの会場にいた人たちもそれを理解したからこそ
あれだけのステージになったのでしょう。うん、
それだけいいステージだったんだ。