東日本大震災があった
こともあり、「今年は
みちのくダービーに
行きたい」と思って
まして。結局夏休みには
ならなかったんだけど、
やっぱりどうしても
見たくてユアスタへ
やってきました。
えっと、まず試合のはなしからしましょうか。
いきなり開始3分に山形DFが目測を誤り、それを
見逃さずきっちり当てた赤嶺が山形ゴールを
こじ開けます。そして12分、こんどは山形の
DFとGKの連携ミスから波状攻撃を受け、
最後はそれに耐えられなくなりPKを献上して
しまいます。あ、ちなみに主審は家本ですが、
あの場面は「まああそこであれだけ足を上げて
いれば取るだろうな」と思いました。それを
1回蹴り直しがありつつ梁がしっかり決め、
早い時間に2点をリードします。

そのあと前半30分、こんどは山崎雅人の突破を
止めたとしてPKをもらい、それを大久保が決め
山形が1点差に迫ります。まあこれも完全に
押していたように見えたので、「まあ取るよね」
でした。家本主審はエリアの中でもファールを
きっちり取るタイプなので、その意味でも
妥当かなあ。

ちなみに今日はヤナギさんとディエゴがベンチに
入っていました。ヤナギさんは後半15分あたりで
太田に変わって入ったのですが、そのあと後半
30分あたりにまわりがざわついたと思ったら
ディエゴが呼ばれていました。「誰と変えるの
かな。関口か冨田だろうか」と思っていたら、
なんと赤嶺に変えてヤナギさんとの2トップを
敷いてきます。どうなんだろ、正直そこから
山形が盛り返したことを考えても、これはあまり
成功してないと思うんだよね。ある意味「今の
山形だから勝てた」のかな、とも思え、テグさんが
このあとどうディエゴを使っていくのかは
ちょっと気になります。

逆に山形は「山崎のチーム」になろうとして
いるのかも。ちょうどPKをもらう前あたりから
彼の動きが気になっていたのですが、しっかり
動き出してもそこにボールが出ないケースが
かなりあったように思います。それが合って
くると、また可能性も出てくるのかも。

そして今日はユアスタに19000を超える観客が
詰めかけるというほぼ満員の状況で、そこで
行われた意地と意地のぶつかり合いは見ていて
相当迫力がありました。そして応援も、どちらも
最高の応援をしていたと思うし、その雰囲気は
最高でしたね。特に最終盤、山形が押している
ときにはスタジアム全体で「ベガルタ仙台」
コールが起こり、「やっぱりここは最高の
『劇場』だと思ったし、わざわざここまで
来た意味はあったな、と思ったんだけど。

まあおそらくベガルタ側からリリースが出ると
思いますが、最後に山形を中傷する弾幕が出て
しまったんだよね。あれでいきなり「現実に
戻された」感じがしたし、かなり後味が悪く
なってしまいました。ホント残念。