私くらいの年齢なら、彼らを知らない人はおそらく
いないだろうと思います。そんな彼らが数年前に
再結成した、ということは知ってたものの「あ、
そうなんだ」という程度でした。

 じゃあなんでいま大阪城ホールにいるかというと、
どこからか招待券が送られてきたからなんですね。
予想通りかなりの人数が招待されていたようで、
「もう少し会場を工夫するとかできなかったの
かなあ」とか思ってみたりします。ただ、もう少し
ちいさい会場となると大阪国際会議場あたりに
なるのかな、それだとちょっと足りなさそうだなあ。
ステージを工夫して1日に抑えるのが現実的だったの
かも。

 とまあ、開演まではそんなことを考えていましたが、
さすがにデビューしてからまもなく14年になろうとする
彼女たちだけあってステージはさすがのひとことでした。
ライブを見ると、CDではわからなかったそれぞれの
「パート分け」がきっちりわかり、それもなかなか
興味深かったです。

 そして、それ以上に興味深かったのが、その曲順を
はじめとする「ライブの構成」でした。ほぼシングルは
知っている私が「次はあの曲かな」と思ったのが
当たったのが2度ほどありましたし、ステージ全体を
考えてのセットリストがしっかり組まれていたように
感じました。たしか彼女たち、デビュー当時は
伊秩弘将さんのプロデュースでしたっけ。そのときからの
しっかりした体制が、いまでもきっちりと機能して
いるのかな、と感じずにはいられませんでした。

 そんなステージなので飽きることもなく、アンコールを
含めて2時間半ちょっとを存分に楽しむことが
できました。なんとなく、彼女たちと同じ時期に
デビューした人たちが今でも歌い続けられるのは、
それだけのバックアップ体制があのころはあった
からなのかな、とおもったり。あのころはデビューを
するのがまあまあ難しかったぶん、きっちりと
アーティストをサポートしていたのかもな。

(20:45追記)
 なるほど、今回のライブも伊秩さんのプロデュースで
やってるのか。そういう意味では、今回のライブは
「伊秩さんのすごさ」を垣間見ることができたライブに
なりました。いや、彼女たちもよかったけど、それ以上に
そちらに目がいってたんです。