ab7f8fa5.jpg 今日のサンガさんは、西京極にて
トリニータとの対戦でした。はじめの
15分で与えたハンデがそのまま
結果につながるという、なんとも
いえない感じになってしまいました。

 まず、審判の話からするか。今日の主審は鍋島將起さん
でした。正秀にいさんのイエロー1枚目は妥当だと思って
いますが、2枚目はフィフティのボールを奪い合っただけの
ように見えました。これについてはビデオで確認します。
(23:30追記:正秀にいさん、1枚もらってる人が足の裏を
見せて突っ込んだらあかんよ。というわけで、あれは
妥当でしたね。)

 それを差し引いても、今日は「大分はなにをしてもよく、
逆に大分が転べば京都のファールになる」という基準に
見えました。あれでは、ちょっとサッカーにならないですね。

 そして試合のほうは、はじめの5分を見たときには
「さすがにこのチームには点を足られないだろう」と思って
いました。パスの精度もよくなかったし、つまらないミスも
多かったし、「なぜ去年のナビスコ杯覇者がこんな
チームになってしまったのか」と思うようなチームでした。

 ところがそんなチームにハンデを与えてしまうのが
サンガさんなわけで。6分に先制を許し、さらに14分には
正秀にいさんが退場になってしまいました。もうそろそろ、
「寒い日に寒い試合をする」法則はやめてもらいたいです、
本当に。

 ところが今日は、10人になってからようやくエンジンが
かかったのか、しっかりと守ってカウンターという戦術を
徹底させます。そして前半21分、ディエゴのパスで
抜け出したワラシさんがようやく今期初ゴールを決め、
同点に追いつきます。私自身は、この時点で「これまで
29試合で19点しか取れてないチームが、2試合連続
2ゴールを上げる確率はかなり低いだろう」と考えて
いました。

 はたして、それは現実になります。後半は1人多い
大分がペースを握るものの最後のところで決めきれず、
サンガさんもカウンターでチャンスをうかがうものの
決定力を欠き、そのまま1-1で引き分けることに
なりました。これにより、大分は16位以下が確定し、
来年はJ2で戦うことが決まってしまいました。

 個人的には1点差で1人少ない状態になったときに
「ほぼ同じ実力になるかな」と感じたのが、そのまま
結果になってしまった感じですかね。まあ、今日は
正秀にいさんが退場になった直後から「ラララ京都」を
多く使っており、劣勢になってた時間が多かったことも
あってかかなり気合いの入った応援をしてましたわ。

さて、天皇杯をはさみ、つぎはさんざん煮え湯を
飲まされてきた万博でのガンバ戦です。ここで
勝てれば、万博の地で残留を決めることになる
でしょう。万博を「歓喜の地」にできる日がもうすぐ
来るかもしれないのなら、全力で勝ちに行くしか
ないんだ。

 そうそう、試合終了後のサンガゴール裏からは
自然発生的に「トリニータ」コールが起こりました。
やっぱりね、3度も降格を味わっているチームに
とってその苦しみは痛いほどわかるし、だからこそ
来年には戻ってきてほしいと思うんだよ。

J1リーグ 第30節 at:西京極競技場
京都サンガF.C. 1 - 1 大分トリニータ
得点 6分 高橋(分)、21分 林(京)