どちらも女性Voと男性Gtのコンビでずいぶん
前から活動しているこの2組。そういえば
Wyolicaもほぼ23年ぶりだし、サンタラはおそらく
はじめてのライブなのでかなり楽しみにして
いました。

(23:10追記:あ、サンタラは5年前のMINAMI WHEEL
見ていたのか。wyolicaもちょっと間違ってたし、
やっぱ記憶力が抜けてるね)

 15分ほど遅れての到着で、まずはサンタラ
ステージでした。彼らはなんとなく昔のイメージが
残っていたはずが、そのイメージにくらべて
かなり「ねばっこい」声をしているように思いました。
感覚としてはバラードのときはSHUUBIのような、
アップテンポな曲のときはLeyonaのような感覚が
ありましたね。

 「最後の曲です」と言ってから時間が余っていた
ようで1曲追加したことでもわかるように、今日は
ちょっとMCが少なかったようです。それでも曲の
紹介はほぼすべてにあり、それだけ「歌のイメージを
伝えよう」と思っているようでした。その努力は、
確実に客席まで届いていたと思います。

 そしてサンタラが終了し、転換をはさんでwyolica
登場です。やっぱり、vo.azumiさんのあたたかい声に
聴きほれてしまいました。そういえばSoweluとおなじ
感じの声をしてて、私が彼女を好きなのは彼らの
影響が強いのかも、と気がつきました。

 ただ、Soweluとwyolicaの決定的な違いは、うたの
中にある「トゲ」なのかな、とも感じました。wyolicaの
代表曲である「さあいこう」や「愛をうたえ」は彼らの
曲の中ではめずらしい「しあわせな曲」で、実は
彼らの曲はほとんど失恋や片思いなどの「悲しい」
曲だったりします。そんな曲を透明感のある声で
しっかりと歌い上げていることこそがwyolicaという
アーティストをつくっているんだ、と感じた
ライブでした。

 そんなことを考えていたら、アンコールはみんなで
「さあいこう」の大合唱でした。いろいろ考えてても、
今日はやっぱりいいライブでしたね。