ついに、亜紀さんもデビュー15周年です。こういう記念の
時くらいは行っておくか、ということで、東京までやってきて
おります。今回はリクエストもあるそうで、大阪とはまた
違った選曲になるだろう、というのも楽しみです。

 そんな記念すべきライブは、まずトラブルから始まって
しまいました。イントロが流れ、「ああ、この曲からか」と
思って歌が入ろうとした瞬間、電子ピアノが鳴りません。
あわててリセットし、仕切り直しとなりました。その1曲目は
デビュー曲である「銀のスプーンで」、そして2曲目はその
カップリング「もう何にもいらない」でした。

 今回はリクエストが中心ということもあってか、大阪とは
ちがいメジャー時代の曲が多かったです。特に前半は
リリース順に各アルバムから数曲ずつ歌っており、その
流れは感慨深いものがありました。

 リクエスト上位曲の中に「Tagtea」があったようで、
はじめて生でこの曲を聴くことができました。亜紀さんの
すごさはこの歌唱力だ、というくらい迫力のある歌で、
これを聴けたのは大きな収穫だったと思います。

 そして圧巻は、アンコールでした。「The Day After」
「晴れてハレルヤ」とアップテンポな曲が続いたのですが、
そのテンポは今まで聴いたことがないほど早いものでした。
しかも亜紀さんから観客を煽るような言葉をきいたのも
はじめてで、このライブにかける気持ちが伝わってくる
ものだったと思います。

 そんなこんなで3時間20分、はじめに亜紀さんが言った
ように「今までで最高のライブ」を見せてくれたと思います。
まだ15年、これからもっともっと成長していく亜紀さんを
ずっと見守っていければいいな、と思いながら家路に
着きました。