いづみさん産休前最後のステージ、になるのかな。
京都では何回かワンマンを見せてくれるものの、
大阪でのワンマンライブは記憶にありません。
 今回の会場は心斎橋クラブクワトロですが、この
会場で椅子の入った様子ははじめて見ました。
いつもと違う雰囲気で、静かにはじまりを待って
います。

 ゆったりと暗くなり、ゆったりとはじまりました。
1曲目は新曲で、2曲目の「運命」とあわせて
いづみさんの世界が遺憾なく発揮されていた
ように思います。

 そんな流れで5曲ほど歌ったとき、なぜか
いづみさんがソワソワしはじめます。「今回は
段取りが…ここで、スーパースペシャルゲストが
あります」と言ったところで出てきたのは、
なんとおのまきこさん。そう、一夜限りの(?)
「花*花」復活です。まきこさんは「音光明媚」
というバンドで歌い続けているのは知って
いたものの、こうして2人がそろう姿をまた
見ることができたのはとてもうれしかったです。

 いづみさんとまきこさんの2人が並んでいる
姿は、2人にとっても久しぶりだったようです。
そのため、このあたりからいづみさんの挙動が
目に見えておかしくなります。「はじめて
観覧車に乗るとき」やらなんやら、初恋に
見立てた話をいくつかしていましたが、
そんな2人の距離感がまたおもしろかったです。
これが「再結成」というものなのかな。

 いづみさんとまきこさんではいづみさんの
「いつもふたりで」や音光明媚の「初恋まつり」
のほか、「次はカバー曲をやりたいと思います。
…花*花さんのカバーです」という曲紹介からの
「愛を少し語ろう」、そしてサザンのカバー
「真夏の果実」でした。花*花の曲からして
さすがな選曲だと思わずうなってしまいましたが、
それ以上にこの2人が歌う「真夏の果実」をまた
聴くことができるとは思ってもみませんでした。
まだ彼らがライブハウスで歌ってたころには
定番のカバー曲になっていたとはいえ、さすがに
ホールツアーでは歌っていませんでしたから。
そんなこともあり、彼らがまだ「花花」だった
時代を思わせるステージでした。

 そしてまきこさんがステージを降りてから
数曲歌ったあと、「実はもう1人、スペシャル
ゲストをお呼びしています」ということで
広沢タダシさんが登場しました。なんでも、
八尾でインストアライブをした帰りで、
リハーサルも満足にできていないとか。
 それでも、広沢さんが参加していた「ネクタイ」
と自身の曲をしっかりと披露してくれました。
それが、経験というものなんでしょう。

 広沢さんが退場したあと、「最後の曲です」
ということで「なんにも無い街」を。ゲストが
多かったせいで、なんだかいづみさんのステージが
とっても少なかったように感じました。

 そしてアンコールは、いづみさんがウクレレを持ち、
まきこさんも登場してにぎやかに歌っていました。
そして最後は、パーカッションの五十川さんと一緒に
「道」を。こうして、とっても楽しい時間はあっと
いう間に過ぎ去りました。

 そうだ、ゲスト以外のサポートメンバーは6月の
「サニサイヅミ」と同じ道祖さん(G)、中島さん(B)、
五十川さん(Dr)でした。このメンバーだと、なんだか
安心感がありますね。

*その他、いづみさんのライブレポはこちらにもあります。
RINSE at 尼崎BLANTON<2007.10.22>
「サニサイヅミ Vol.3」<2007.9.22>
「サニサイヅミ Vol.2」<2007.6.6>
「サニサイヅミ」<2007.2.4>