昨年のライブからはや半年、その間とんと
音沙汰がなかった(のは私だけかも。なにせ
メルマガの存在すら知らなかった)arpが
ようやくワンマンをするらしい、と聞いてから
その準備を整えるまでにはそんなに時間が
かかりませんでした。

 そして今日の開演前。「あれ、百歌の
チラシが入ってる」と思って見てみると、
確かにarpが百歌へ進出するようです。
しかもその場には奥井亜紀さんも
篠原ねーさんも出演するらしく、「これは
買わなきゃ」と思ってからそんなに時間は
かかりませんでした。…3週間後もまた
来るのか…。

 実は今日家を出る前、彼らのHPを
なんとなく見てみると「今日はギターと
ベースが登場」なんて書いてある。
打ち込みがベースになっている彼らの
曲にメインとなる楽器が入ることは、
いままでの彼らでは考えられません。

 その効果が、1曲目の「満月」から
しっかりと現れます。彼らのライブは
「歌を聴かせる」ことが中心で、乱暴な
言い方をすれば「いつ見に行っても同じ
曲は同じように」聴こえていました。

 それが今回のライブでは、「生演奏」を
意識したアレンジに変わっていました。
それは、1曲目を聴いたときには「arpが
arpを壊していこうとしている」と感じる
くらいに強烈でした。そういえば今回は
新曲が半分くらいあったのですが、
それ以上に「いままでの曲がどのように
料理されているのか」が非常におもしろ
かったし、楽しませてもらえました。

 新曲もいままでのarpらしさを残した曲
あり、そういえば今まではなかった
スローテンポの曲ありで、彼らの成長を
うかがい知るには十分なラインナップを
そろえていました。次回のライブや
アルバムのリリースも決まりつつあり
(といってもだいぶん先の話ですが)、
これからの動きも楽しみなってきました。
まず当面は、次のライブがいちばん
忙しい時期にかからないのを祈るのみ。