GO!GO!ライブのお約束
・ロックな、激しいライブです。体調管理は万全に。
・運動靴でお越しください。ヒールはまわりに迷惑をかける
 こともありますし、脱げてしまう場合もあります。
・荷物やそのままでは落ちてしまうもの、ジャケットなどは
 コインロッカーへ預けましょう。ライブハウス内のものは
 限りがありますので、近隣の駅などで預けることを
 おすすめします。
・もしこれらのことが守られない場合は、うしろの方で
 静かに観ましょう。無理をすると、ライブの中断も
 あり得ます。

 …なんてことを書きたくなるほど、GO!GO!初心者が
多かった今回のライブでした。MC中、2回も倒れる人が
出たようですし、その間にも「ケータイ落としたー」「靴が
脱げたー」なんて声が出てましたし。でも、そのこと自体が、
今回のアルバム「パレード」で新たな世界を切り開いた
証明になるのではないかと思います。

 「パレード」というアルバムは、今までロック路線を
突っ走ってきたGO!GO!7188というアーティストが少し
ポップな世界を見せたという、アッコさんの言葉を
借りなくても彼らの「転機になった」アルバムとして
位置づけられます。そのアルバムをひっさげてのこの
ツアーを見て、「やはり彼らはこのアルバムで変わりつつ
あるな」と思わせました。まず、ユウさんが「今回のために」
アコースティックギターを買い、ターキーさんのリズム
ボックス・アッコさんのピアニカとともに演奏をしたこと。
そして、トークの時間がいつもより長かったこと。客席に
コールを求めたこと。「最後です」と言ってから最後の
1曲を歌ったこと。気のせいかもしれませんが、今までの
GO!GO!ライブではどれも記憶にありません。

 今までのGO!GO!ライブって「とにかく私たちは精一杯
歌うから、みんなも精一杯楽しんで」というスタンスで、
極端に言えばお客さんの方を向かずにただただライブを
していくイメージがあったのですが、今回のライブは今まで
以上に「お客さん」を強く意識しているように感じました。
これも、今回のアルバムでポップな感じを得た副産物に
なるのかな、なんて思っています。

 そんな中でも、私は思う存分に楽しませてもらいました。
1曲目「近距離恋愛」から3曲目「C7」までで一気にヒート
アップし、途中でアコースティックなど「静かな時間」も
含めながら最後まで騒ぎ回っていました。いやー、問題は
「いつ」筋肉痛になるか、だろうか(苦笑)。