前から「いい声をしているな」とは思っていたんですが、ライブを
見るのははじめてになります。いや、あんまりライブ情報を見て
なかったので、今回のライブを知ったのがはじめて、というのが
正直なところです。それにしても、意外と女性が多い気が。
女性二人とかでもけっこう来てるみたい。

 まず「to YOU」からはじめるあたり「歌に自信があるのかな」と
感じたのですが、それに違わず歌唱力はなかなかのものを
持っていると思いました。はじめの数曲でいちばん感じたのは、
「彼女が持つ世界は正統派のポップスなんだ」ということです。
どちらかというとダンス系の音だと思って今までは聞いて
いたのですが、彼女の世界観は私が好きなアーティストで
言えば鈴里真帆とか、男性アーティストでいえばカジヒデキ
とかTHE COLLECTORSとかに近いかな。ただ、最近の
女性アーティストで正統派ポップスを歌う人ってなかなか
思い浮かばないので、そういう意味では「独特な世界観」
なのかもしれません。

 今回のアルバムに「without you」という曲が入っているの
ですが、これは「失恋したときに作った曲」なのだそうです。
そう言われて、今回のアルバムを聴いたときに「幸せそうな
曲が少ないかも」と感じた理由がはじめてわかりました。
でも、こういう曲が歌えるようになったってことは、それだけ
成長したってことだよね。

 時にはギターやピアノとうただけで、時にはバンドがたっぷり
入った形で、アンコールを含めた20曲の中でさまざまな
Soweluを見ることができました。特にラストパートの
「rainbow」あたりからは、彼女の喜怒哀楽をすべて見ることが
できたのでは、と思うくらいのめまぐるしいステージでした。
 アンコールは「my dear」。その前のMCを含め、とっても
余韻の残る3時間足らずのステージが幕を下ろしました。
最後も、かなり長い間あいさつをしながら。