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夜な夜なでなかなかのキャラクターを見せていた山田佳奈さん率いる□字ックが、ついに大阪での公演をしてくれることになりました。東京まで見にいくことができてなかったので、この機会にと思いHEP HALLへ足を運んでみました。

※いつものようにネタバレばっかりです。公演自体は明日まで行われますので、もしご覧になる方はご注意ください。

「家族のことを描いた」とパンフレットにありましたが、中盤で「自分のことしか考えない家族ばっかりで大変だなあ」と思いながら見ておりました。兄嫁も含めみんな人の話を聞いてなくて、それでもなんとなくまとまってるように見えるのが家族なのかなあとぼんやり考えていたのです。その前に2人ほどの「来客」があって彼らもやっぱり自分が第一で、そこで「掬う」ものがあるのかなあと思いながらクライマックスを迎えます。

そうして迎えたシーンは、ここまで唯一「話を聞いてる」人がキーになって動いていきます。あそこでの「面倒くさい」ということばが今回の公演でいちばん刺さってて、それでも一緒にいようとする力があるのはすごいなあと素直に思いましたね。幸いというかまだ家族同士のもめごとが起こるような状況になっていないのですが、いざそうなったらどうなるんだろうねえとぼんやり考えて帰路へつくことになりました。

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終演後、山田佳奈さんとオパンポン創造社の野村有志さんによるアフタートークが行われました。山田さんがとにかく夜な夜なのときの感じそのままだったのでそれがいちばんうれしかったのです。