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 今日のサンガさんは鹿児島との対戦でした。簡単ではなかったからこそ、今日の勝ち点3は大きな意味を持つと思うんだ。


 前半に関しては「こんなおもしろいサッカー見たのいつ以来だっけ」と思いながら見ておりました。中野くんのシュートがバーに当たり、そのこぼれ球をミヤが押し込んだ1点目もうれしかったけど、同点に追いつかれた直後に決めた重廣くんのミドルシュートはとてもしびれましたもん。こういう内容を見せられると「また行きたい」と思うよね、それだけでこの2年とはえらい違いですよ。

 ところが、後半13分に冨田が退場してその空気は一変します。今日の主審は大坪博和さん、引っ張られて倒れたときにファールになる基準がよくわからなくて、カードもファールをした場所で機械的に決めてるような印象を持ちました。その意味で1枚目は「あれファールじゃないケースあったのに」と思ったし、宮城のファールも相手に引っ張られて宮城がバランスを崩したように見えたので納得はしていません。冨田の2枚目はスローインの遅延行為、確かにちょっと遅かったけどいきなり退場させるようなものだったのかと言えば疑問が残りました。まあ半分サンガ目線だからでもありますが、前半は無難にこなせてただけにかなり残念です。

 そんな緊急事態に中田監督がどう動くか見ていると、まず仙頭くんに替えてつーりおさんを投入しました。宮城を冨田の位置においてつーりおさんをアンカーというか5バック気味にしたようで、この時点で「逃げ切る」選択をおこないます。あとの交代も小屋松をビツさん、ミヤをジュニーニョだったので、現状での基本的な交代カードはこの3人なのかもしれません。危ない場面はあったもののなんとかゴールを割らせることはなく、そのまま2-1で逃げ切っての今季初勝利をあげることができました。

 鹿児島も「あの20番いい選手だなあ」と思ってた酒本をはじめとしてしっかりプレスから攻撃を繋いでいくサッカーをしており、11人だとしても決して簡単な相手ではなかったと思います。それでも不利ななかでこの結果を残したことは、ここ数年どうしようもないサッカーをしていたこともあいまってかなりうれしかったのです。さあ次は福岡戦だ、毎回なにかが起こる対戦で今年はなにを見せてくれるんだろう。