ひさしぶりの関西ということもあるのか、改めてセットリストを見てもかなり新旧取り混ぜたものだったように思います。あの曲が出てきたのは横に置いたとしても「Quiet Night」とか「トンネル」とかが聞けるとは思ってなくて、もちろん最新アルバムからは「種」以外全部やってくれたし。そういえば「真っ白な雪、真っ白な未来」も意外でした、この季節だからって言ってたけどあんまり聞かなかった気がして。
そしてオールドファンからすれば「いちごみるく」が聞けたのはやっぱりうれしかったのです。昨年東京で披露したというのは聞いてたので「ひょっとして」とは思ってましたが、ちゃんと聞けて喜びもひとしおでした。その前のMCで「『写真になりたい』という仮タイトルだった」って言ってたな、確かにタイトルと歌詞はおもしろいくらい一致してないもんな。個人的にはこの曲っていちばんメジャーながらいちばん権利関係がややこしそうな気がするので、ほかの曲たちもどこかでスポットを当ててほしいと思っています。19年ほど前の曲だけどいまの曲たちと混ぜてもまったく違和感ないもん、それだけずっと芯を持って活動してくれているんだよ。
アンコールは「サヨナラ サヨナラ」と「黄色い花」、そして最後に「泣ける場所」とこれまでの絵里さんを存分に出し、あっという間に終わってしまいました。まだまだいろんな経験を積んでいくだろうし、そこから産まれる曲たちもきっと絵里さんらしいものになるでしょう。そんな曲たちを持って、またぜひとも関西に来てほしいなあと思った夜でした。