IMG_7040 なんだかんだでそう間隔を空けずにライブがあったはまーも、単独ライブとしてはいったん区切りをつけると発表しています。なんだかんだで毎回行ってるしもちろん今回もそんな事情とは関係なくチケットを押さえたわけですが、こういうことが減るのかと思うとやっぱりちょっとさみしいなあと思いながら会場に向かったのです。
 会場に入ったときには松村理子さん坂本タクヤさんがそれぞれ15分ずつ歌ってました。そしていざライブがはじまって案の定暗い曲からはじまったのですが、そのあとのMCで「今日の暗い曲はここまでです」というコメントが入ります。そうそう、12時半スタートだったのですがスケジュールを見ると次のライブが16時半スタートらしく、この時点ですでにだいぶん焦っていたようです。  そのあと明るめの曲がふたつあり、松村さんと古賀小由実さんが登場して「わたしのこえ」を歌ったあとに「東峰村コーナー」がやってまいりました。はまーと東峰村の縁はドラマ「たからのとき」からはじまっておりまして、今回もそのとき主題歌を歌った古賀さんが歌い、松村さんと古賀さんが、九州北部豪雨のあとにお願いされて作ったという曲を1曲ずつ披露します。んでそのあと坂本さんが出てきたと思ったら1音目で「あっ」となりました。まさかの「光のさすほうへ」だったんだよね、なんとなくもう1曲ありそうな予感はしていたもののここでarp曲がくるのもびっくりしたし、それ以上に彼の声がきっちりはまってたのにびっくりしたのです。とにかく意外な収穫でした、それは曲もだけど坂本さんがしっかり聴き込んでることもあったんだろうなあ。  そこでもう7割くらい時間を使っていたかな、そのあとは今回も弦楽器8人に管楽器5人という大所帯を紹介したあといつものモードで明るめの曲をどんどんと演奏し、あっという間のフィナーレとなりました。  中盤から終盤にかけてで「だいぶやりたいことを詰め込んだんだなあ」なんてことを考えていまして。今回でしばらくライブを休止するという発表がなされており、その意味で(「暗い曲ばかりになる、という発表をしてたことも含めて」)いままでの集大成的なライブをするのかな、という予想もしていたのですが、今日のステージはその考え方とは対極にありました。普段のライブが「現在」を見せるものだとすれば、今日はその「現在」を削ってでもarp曲をはじめとする「過去」や若手アーティストを見せるという「未来」を見せていたように思えたのです。  そういう意味で、ライブは止めるとはいえ「濱田貴司は止まらない」ということを存分に見せてくれたと思いますし、その決意を十分に感じ取ることができました。現在はバンドとかいろんなことが進んでいるという話もありつつ、そんなはまーはまだまだ止まらないんだ。最後ぽろっと「またやりたい」って言ってたし、そう遠くないうちにまた顔を見せてくれるんだろうなあと思いながらその日をいまから楽しみにしておこうと思います。
酔いどれ小籐次 オリジナルサウンドトラック
濱田貴司
ビクターエンタテインメント
2013-07-24