気がつけば今年も終わりが見えてまいりました。例年通り今年を振り返る季節なので、まずはサンガさんのことを書いていこうと思います。

去年の記事で「指揮官がいなくなったなかで「積み上げ」ることができるのか、そんな意味でも来年は大勝負になるのかもしれません。」と書いていましたが、その通り今年は「大勝負に負けた」1年でした。個人的には「なにも積み上がらなかった」1年だと思ってますし、そのなかで降格の危機にならなかったことだけが救いです。

これを書くに当たり「今年のベストゲームはなんだろう」と考えていたのですが、勝った試合でも「すっきり」勝てた試合というのが印象に残ってないんですよね。そのなかでひとつ浮かんできたのがアウェイの長崎戦で、とにかくチームとしての約束事があるかどうかでこれだけサッカーに違いが出るというのを見せつけられるというある意味今年を象徴する試合になったと思います。結果的に長崎は2位でJ1に昇格したんだし、やっぱりその差を埋めることができなかったんですよね。

そんな散々な状況ながら、来年は布部監督の続投が決定しています。「緊縮になる」という話があり下手をすれば降格の可能性もあるところでの続投は非常に心配なのですが、今年の戦力は若手を中心にほとんど残ってくれそうなのでそこでの「積み上げ」を期待するしかありません。1年経ってなにを得たのかが試されるんだ、失敗は許されないぞ。