image 今日のサンガさんはジェフとの対戦でした。いやいや、やっぱりサッカーはゴールしてなんぼ、勝ってなんぼのスポーツなんですよね。

「サッカーなんてそんなもん」と言われればそうなのですが、今日は89分まで「サッカーのつまんないところをすべて凝縮した試合だなあ」と思いながら見ておりました。まあびっくりするくらいシュートが枠に入らなかったし、ジェフはご存じの通りすべて裏をかこうとしてるもののすべてが裏なので実は読みやすい戦術ですし、サンガさんもご存じの通り戦術なんてものは存在しないためになにをしているのかがよくわからないままタイムアップの笛を聞きそうだな、と思っていたのです。

そのなかでひとつ大きかったのは失点を与えなかったことですが、これはどっちのチームにも言えるけどゴール前で変に緊張してたように思えました。清水のビックセーブももっとしっかりゴールに向かって蹴ってれば簡単に入ってたはずだし、セルも変に力んじゃったのか怪我してしまったし。あれは動けなかったからかなり心配、残り試合を考えると厳しいかもしれないな。

ただ、そんな空気を一気に吹き飛ばしたのがたむたむのJ初ゴールでした。ちょっと相手に当たったのかな、でもペナルティーエリアギリギリあたりから突き刺したそのゴールはきっと今後につながっていくと思います。そう、その前にジェフは大久保裕樹を下げて多々良を入れるというパワープレーに出ていたのにコーナーキックをゆっくり行って「引き分けでいいと思ってるのかな」という場面があり、そこで取れなかったのが最後に響いた結果となりました。そのあと仙頭くんがハーフウェーあたりからきれいに入れ替わって抜け出しゴールキーパーとの駆け引きにも勝って2点目を奪い、これで勝負が決まりました。

いまだ戦術は見えないながら、今日は若手の活躍で勝利を収めることができました。ただリーグも残り7試合、このまま勝ち続けるにはまだまだ足りないものがたくさんあるように思います。まずは次の讃岐戦、セルが離脱する可能性も高いなかでなにができるかが問われるでしょう。今日はよかったけど、それを次につなげられるかはこれから決まるんだ。