image ほぼワンマンツアーをすることがないので結果的に東京でしかワンマンを見ることができなかったヒメノさん、今年はなんと大阪でワンマンをするとのこと。しかも会場は彼女自身がホームと公言するジャックライオン、そりゃなにかが起こるに決まってるでしょうよ。東京も機会をうかがって何回かワンマンに行ってるし、大阪でワンマンなら迷いはありませんでした。

会場に入ってみるといつもとは明らかに客層が違って、おそらくジャックライオンのスタッフが呼んだんだろうなあと思ってて。そのなかで彼女がどんなライブをするのかなんてのも興味があったのですが、そんなことはライブがはじまってしまうと吹き飛んでしまいました。

途中までうまいことばを見つけることができなかったのですが、「いままで見たヒメノライブのなかでいちばん輝いてた」というのがいちばん近いのかな。彼女自身ホームだと公言するこの場所で、しかもトリオを引き連れてやってこれたというその喜びがあらわれていたのもあるだろうし、ジャックライオンという場所もそれに応えて最高の環境を用意していたこともだし。そういう気持ちが(ヒメノらしく)弾け飛んでいて、それがあのステージを産んだんだろうね。

image そしてこのセットリストもなかなかのものでした。1曲目に「対極」を持ってきたこともだし、「好きな人はいますか」ではじまったちょっと幸せシリーズも、後半のアップテンポな曲が4つ続いたところも、最後の曲がまさかの「シンガーソングライターは歌う」だったことも、まあひとことで言うと「無敵だった」ってことですよ。そんなステージを見に行くことができて本当によかったなあと思っています。

そういえばこれをわざわざ東京から見にきた方々はどういう感想を持ったんだろうな。(現在の諸事情はとりあえず置いといて)大阪にいる私から見ると「無理してこっち来ればそれだけのライブをしてたのに」と思ったし、あれを地元で見ることができたことは誇りでもあって。そうなんだよね、逆に言えば私が東京へ行くっていうのは「そこまでしてまで見たいから」なんだ。

そんなヒメノさんにはまったアルバムはこちらです。ちょうど6年前なんだ、早いなあ。
ハジマリのまばたき
ヒメノアキラ
andante record
2010-11-03