image いやあ、ついにこの日がきましたよ。2004年の春にあったインストアツアーに行かなかったことをあれほど後悔するとは思ってもみなかったし、さらに去年は完全に計算を間違えて行けなかったし。いろんな事情はありましたが、どれも今日のこの時間を前には瑣末なことでしかなかったんだなあ、とかみしめながら見ていましたもん。
image これまで行けなかったことも含めていろんな思いのなかで見ていたわけですが、はじめにぐっときたのは「birthday girl」で「きみ」と言ったときにロックちゃんがリーダーのほうを見てたところですね。そこで確かにリーダーが「見えて」、もうそれで胸がいっぱいになりましたもん。

そのあとロックちゃんが中座する場面があり「あ、これリーダーの曲をするのかな」と思ったら「しあわせ」が流れてきて。でもそこで声が流れたわけではなく、メロディーはBa.ミトさんの口笛で表現していました。ホントあれはすごかった、それを「ファン代表」のミトさんがするというのはやっぱりそれだけの思いがあるわけだし、それが伝わってこないはずもないからな。

そして後半「Agape」からはPf.西脇辰也さんも登場し、やはり素敵な演奏を聴かせてくれました。そんなふうに思ってなかったけどピアノがキーになってる曲も多いんだな、あの世界があってこそのメロキュアなんだね。そう、「Agape」では西脇さんによるハーモニカもありまして、それも素敵だったしようやく見ることができてよかったなあ。

途中のMCでロックちゃんが「リーダーが直立不動のなか私は走り回ってる」なんて言ってまして、その意味でリーダーがいるステージを見てみたかったなあという叶わない願いはずっと持ちつづけるのかもしれません。それでも、あのステージでリーダーはしっかりと輝いていましたし、「虹を見た」を聴きながら「いまはちょっと遠くに行ってるだけ」なのかもなあ、なんて思ったりもしました。

そんな全部で16曲(+Interlude)、ほぼ全部歌えるのはそれだけ聞き込んでるってことだし、それ以上に「メロディック・ハード・キュア」が12年という時を経ても色褪せない素晴らしいアルバムだということなんでしょう。「その先」を見ることはもうできないかもしれないけど、それを「歌い継ぐ」ことが残された人たちの使命なんだ。岡崎律子と日向めぐみのメロキュアはまだまだ続いていくし、おくればせながらそれを目撃することができたことだけでもあの場にいる意味があったんだよ。

メロディック・スーパー・ハード・キュア
メロキュア
日本コロムビア
2015-08-26