ついおとといくらいに「あれ今日だったのか」と思い出し、なんとか席もあったので行ってまいりました。ってかなんで忘れてたんだろう、ちょっと抜けすぎだあ。

雪絵さんのわがままってはなしだっけ、今回はしっかりツーマンという形を取らず、ふたりで歌ったり3曲交代でお互い自分の曲をしながらもうひとりは隣で聞いていたりしておりました。その聞いてるときの表情もなかなかおもしろくて、雪絵さんとか2回くらい吹き出してましたもん。ああいうことって仲がよくないとできないだろうし、それが今日の雰囲気も出していたように思います。

雪絵さんはさすがのひとことで、そういえば来月のワンマンでリリースがあるそうです。それに入るであろう新曲も披露していましたが、いつもより高くて優しい声を出してたかな。今回のリリースは弾き語りになるそうで「私の弾き語りは暗くなる」という言葉に対するひとつの対策なのかなあ、なんて考えていました。低くて強い声も好きだけどね、CDにすると難しいのか。

そしてKAB.さんをちゃんと聞くのは初めてでした。1曲目ちょっと「自分の言葉じゃなさそう」とか思ったらデビュー曲だそうで、なんでそんなふうに感じたんだろう。それにしても、このタイプのアーティストははじめて見たかもしれません。
なんて言うのかな、完全に歌詞が男性目線で描かれてて、しかもそれがとっても自然なんですよね。恋愛の曲とかでもそうで、その感覚がふだん見る人たち(と、おそらく自分の経験とも)からかなり離れたところにあったのが興味深かったです。KAB.さん自身「自分のことを自分なりに書いている」だけなんだろうけど、それに「共感する」人をどれだけ集められるか、なのかも。ささのみちるとかと同じイメージもありつつそこへのアプローチはだいぶ違うように見えたからな、ひとつ居場所が見つけられればまだまだいけると思いました。

そういえば最初「先生頑張って」なんて声が聞こえたような気がしましたが、ふたりともが自分たちのらしさを存分に出したいいライブだったと思います。そんなゆるさもたまには大事、だよね。