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花*花さんの(メジャーデビュー)15周年記念、最後はひさしぶりのホールツアーとのこと。彼らを最後にホールで見てからもう十数年が経ってるわけで、そりゃやっぱり見に行こうかと思いやってきたのでした。
今回は新旧も知名度も関係なく、とにかくいろんな曲を聴かせてくれました。真ん中あたりのパートでクリスマスソングのカバーメドレーがあって、そのあと「実は私たちもクリスマスソングがあるんです」と「疼木」を歌ったりもして、あんまり聴いたことがないのはそれでなのかも。そういえば誰もが知ってる彼女たちの代表曲は友人の結婚式のために作ったそうですよ、それっぽいと思ったことはあったけどきちんと聞いたのはじめてじゃなかろうか。

会場は神戸朝日ホール、この会場を選んだのは「客席との距離が近いから」だそうです。そのなかで、はじめはちょっと緊張してたのか吃驚のリコーダーを披露したりもしつつ、時間とともに彼らの世界を存分に見せるステージが作られていきました。今回も素晴らしいサポートメンバーのなかでふたりが生き生きとしてたし、MCもBlantonのときほどではないにせよなかなか素敵だったし。

そう、今回彼らをはじめて見た方が半分くらいいらっしゃったそうです。ちょっと年齢層が高いなあと思ってたけど、「そういえばそんな人が」みたいな方も多かったのでしょうか。そのなかでいつもの「貫禄のライブ」を見せる彼らはさすがだと思ったし、だからこそ15年も続けてきているんですよね。最後は「ずっと一緒に」でしっとりと、この流れこそが彼らのらしさを引き出していたし、それができるのは彼らがずっと積み重ねてきたものがあるからに違いないと思います。いまさらだけど「愛を少し語ろう」とかよかったもん、やっぱりすごいアーティストなんだよなあ。

アンダーウェア
花*花
Ten Point Label /BLANTON MUSIC
2015-08-07