image 時が経つのはあっという間ですね。この話を聞いたの5月だっけ、だいぶ先だと思ってたもんな。どちらもなんとなく見てたりするけど、これだけしっかり見られる機会もないのでROCKETSへやってきたのでした。
20時スタートなのにやっぱり15分押しで始まったこのライブ、先攻は雨市でした。男性Vo&Gt,男性Ba,女性Drのスリーピース。そだな、彼らに対して考えてることはやっぱり変わらんか。
もちろん雨市の世界はきちんとあるんだけどね、それでも割と「みんなおんなじ」に聴こえてくるんだよねえ。テンポでは少し変えようとできてるけど、そこ以外での雰囲気はあんまり変わらない印象だもんな。どうなんだろね、声はそう簡単に変わらないかもしれないけど、そこ以外でもっと冒険してほしいという思いがちょっとあるんだ。でも、それで「こんなの雨市じゃない」って思う人も多いだろうし、そう考えると難しいね。

そして後攻はたかぎしゆかカルテットでした。Vo&Epf,Gt,Ba,Drで、Vo&Epf.たかぎしゆかは女性です。意外とほとんど知ってたな、なんだかんだでそれだけ見てるんだねえ。
彼女に対して抱く感想はまあいつもと変わらないけど、本編の最後から2曲目がけっこう印象に残ったな。このバンドってあまり遊びがなくてしっかりと作ってるなかで、その枠をはみ出ようともがいてるように見えて。その感覚はアンコールの曲ともまた違って、ということはあそこまで自分のものにしてるからできたってことなのかも。そんな曲が増えていけばまた彼女の世界も広がっていくのかなあ、なんてぼんやり考えながら見てました。

今日はいつもと違う場所ながら、その雰囲気はなんとなくいつも見てるもので。その空気を吸いにこれただけでもよかったなあ、と思いながら会場を後にしました。こういう夜を作ることができるのは、それだけの力を持ってるってことだもん。