image 敬愛するオクイシュージさんが小劇場でお芝居をすると聞いていて、「都合が合えば行きたいけど、これだけで行くのもなあ」とおもってだいぶ迷っておりました。そのなかで先月だっけ、もうひとつ予定を入れられることがわかり、「なら行こう」ということで東京へやってくることになりました。いやあ、やっぱ来てよかったあ。

※完全にネタバレしかしてません。まだ初回公演ですので、これからご覧になる方はご注意ください。
上演前の折り込みでパンフレットがはさみこんであり、そのなかに「劇団『デスペラード』の愛と青春のタイムスリップ物語」とあり、まさにそれを軸にして話がすすんでいきます。予告編のような書き方をすれば「2015年8月31日、解散を決断した劇団デスペラード。ところが次の日、起きたときには5人して20年前にタイムスリップをしていました。そこで改めて劇団デスペラードを結成し次々と成功を収めるものの、またも2015年8月31日に解散の危機が。そして...」あたりでしょうか。実際には3回タイムスリップしたので、ここまでの内容でも全然足りてないですね。

もうとにかく、5人の息がしっかり合ってたし、それぞれの個性を相当に生かした流れもとにかく素敵でした。これもパンフレットに書いてましたっけ、オクイシュージさんと野口かおるさんのコンビがとにかくよくて、後半の2人の場面でのアドリブも、とっ散らかしてしまう野口さんと関西人らしくオチがほしいオクイさんとの噛み合わないっぷりが相当におもしろくて。結局何回泣かされたかな、笑いすぎた場面以外で3回だったっけ。

ストーリーの感想としては「やっぱ何回タイムスリップしても今がいいなあ」というただただ自分のリアリストっぷりを示しただけのコメントになるのがなんともですが。でも3回青春できるのはうらやましいかな、それで50年一緒にいるとしても。でも、やっぱそれ以上に、この5人がひとつの世界で戦っているのを目の当たりにして、その素晴らしさだけで十分だったんだ。また機会があれば見たいなあ、東京にいたらもう1回くらい見たかもなあ。

(5/17追記)
帰りの夜行バスの中でふと考えてたこと。この物語って「人生を何回でもやり直すことができればどうなるんだろう」というテーマで、でも何回やったところで「すべてがうまくいく」ことなんてなくて。でも、だからこそジンセイはおもしろいのかな、なんて。どうせうまくいかないんだったら、いまの人生を楽しもうかな、とか。