image 昨日東京に来てそのまま帰るのもなあと思っていたら、ちょうどヒメノアキラがライブをすることがわかります。ツーマンで1時間ずつ歌ってくれるとのことでかなり楽しみにしていた、のですが。
昼過ぎだっけ、ヒメノさんのtwitterに「声が出ないので今日の出演をキャンセルします」との一報が流れます。その時点で「うわ、今夜の予定どうしよう」となり改めて東京周辺のライブとかを調べなおしたものの、もともと東京のライブハウス事情には疎いのでそう簡単に見つかるわけもなく。最終的に「1曲だけなら歌えるかもって言ってるし、どっこも行かず東京をさまようよりましか」と思って強行したものの、それは「今日の夜行バスで帰る予定だったので帰る場所がなかった」ことがいちばん大きかったりします。ライブはじまる前は「歌わないのに来るからってライブ行くのもなあ」と思ってたし、実際普段のライブではなかったわけだけど、少しでも歌えるのならそのステージを見せるのも間違いではないように思うし。難しいよね。

長い前置きを踏まえて。まず先行はhealahでした。ヒメノアキラがあんまり長い時間できないこともあって75分の持ち時間でしたが、なんだかんだで90分弱あったっけな。
最終的に飽きることがなかったのでしっかりと歌えてるとは思ったものの、やっぱ「よくいるシンガーソングライターだな」というのがいちばんの感想かなあ。植村花菜あたりを思い出してたし。こういう人ってたくさんいるので、そのなかでどう特徴を出せるか、なんだけど。
そして最後にアカペラで1曲歌ってましたが、ちょっと走りすぎに見えたなあ。なんとなく「間を作っちゃいけない」って焦ってるようにも見えて。アカペラだと特に間は大事なので、それを覚えればまた成長していけるような予感がしました。

そして2番手のヒメノさん、風邪と気管支炎を併発してしまい、「朝は全然出なかった声もだいぶ出るようになった」そうで。最終的には「朝は来る」「リフレイン(インストVer)」「くちびるに うたを」の3曲セットでした。いつものように声が出なかったのは仕方ないよね、それでもこれだけ聴けてよかった、かなあ。さっきも書いたけど、まだ自分の中でも答えは出てません。

そしてヒメノさんのピンチヒッターとして渡辺ケイジさんが3曲演奏されました。見た目も含めて野辺剛正さんっぽくて、でも野辺さんよりちょっとわかりやすかったりするんだよね。かなりいいと思うんだけどさ、たぶん彼の雰囲気が「歌い上げ系シンガーソングライターの理想型」だとみんなが思ってるような気がして。それだったら彼ってもっと有名になってもいいはずなのになあ、なんてちょっとあまのじゃくなことを考えながら聴いていました。でも野辺さんとは一緒に見てみたいな、お互いに刺激を受けそうだもん。