あれはいつだっけな、なぜか参加した打ち上げで、
そこにいたふじわらさんが全然ライブしないよねえ、という
はなしになって。その場でpara-diceのブッキング担当である
安井さんが「じゃあ周年に出ろよ」という話になり、
あれよあれよというまにこちらも最近ライブをしてない
オガサワラさんとのツーマンが決まったようです。
このふたりでなにも起こらないわけがないし、とにかく
楽しみにしていた日がやってきたんだな。



今回の首謀者でもある安井さん仕切りによるじゃんけんで、
先攻は藤原弘尭になりました。やっぱいろんなことを
思い出しつつ、少しずつ変わっていってるのがかなり
印象的だったな。
ふじわらさんってけっこう「ふんわりとうたう」
イメージが強かったと思うのに、今日はそんな感じも
残しながらちょっとワイルドになってたかな。やっぱ
いろんな経験で変わっていくんだろうし、それを
ずっと表現していってほしいなあ、と思ってました。
やっぱ新曲の切れ味も、そのステージの流れ方もとにかく
ふじわさんらしくって、そんなのを含めて「いまの
ふじわらさんを
全部見せていた」ように思います。

そして後攻はオガサワラヒロユキでした。先週だっけ、
ちょっと見たときに「歌いたくてウズウズしてたんだな」
と感じたので今日はどんだけ攻めてくるのかと思いきや、
意外におとなしくて「ぱっと見は」普通な感じでしたっけ。
でもそれは、あとのMCによると「懐かしい感じを出したくない」
という気持ちのあらわれだそうで。そう考えれば、今日は
「あえて」いつものライブをすることでそんな
懐かしさを
出さないようにしてたんだろうな。
それでも、前半はあんまり聞き覚えのなかった曲も
多くて、それが「いつもと違う」雰囲気も出していて。
新曲も2曲あったし、後半はたたみかけるような鉄板の
曲たちだったし、やっぱり今のオガサワラさんが
すべて詰まっていたように思います。

そして最後はふじわらさんの「新しい街」をオガサワラさんが
ギターを弾き、夜は更けていきました。ゆったりと、
でもしっかりと自分の世界を出せているふたり、
これからもとにかく続けていってほしいなあ。ホント
たまにでも、ああいう場所を作れるってことがどれだけ
貴重かをあらためてかみしめるツーマンでもありました。