そういえば去年のはじめくらいに「アルバムを年内に作りたい」
なんてはなしがあって、それが年末にリリースをされています。
今回はそのレコ発ライブ、2年ぶりの大阪ライブという
こともあってかなり楽しみにしていました。
いきなり2曲目から「home」というまさかの展開ではじまった
このライブ、なんか鼻をすする音が聞こえていたのはいまが
花粉の季節だからだけではなさそうでした。それが終わってからの
MCが、なんかライブでははじめて「川村っぽい」印象を受けたん
ですよね。彼女って昔ラジオをしていた頃なんかものすごく
「関西人らしい」トークをしてて、その頃の勢いがまた
戻ってきたように思えてとってもうれしかったです。2回目のMCとか
「知らんけど」の使い方だけで持っていったもん、やっぱさすがだわ。

そしてもちろん、彼女の曲は超一流のものばかりで。
カバーコーナーで城南海に提供した曲、中孝介に提供した曲と続け、
そのときすでに「やっぱり彼女は日本一の女性シンガーソングライター
だな」
と思ってて(ちなみに、中孝介さんの曲はセルフカバーだとは
おもっていませんでした)。
そのあと、流れるイントロに「あれ、この曲はもしかして」と思った
瞬間、その声から「あれから僕たちは」という歌い出しが。
そのとき、一瞬にしてまわりがぼやけたような感覚があったのは
たぶん気のせいじゃなかったのかなあ。

アンコールはまず「最近歌ってないのは『受話器』ということばに
違和感があったから」というMCをはさんでの「ビューティフル・
デイズ」。そして最後は大阪のことを歌った曲、という
ことで「hometown」を。その余韻を残したまま、静かに
終わってしまいました。

今回のタイトル「個展」、その名の通りおそらく彼女がやりたかった
ことをすべてここで見せたように思います。そんな展示となった
曲たちをみることができて本当によかったし、改めて彼女が
「日本一の女性シンガーソングライター」であることを認識させる
夜になりました。あれだけのライブができる人は、
ホント思いつかないもん。



そんな彼女の最新アルバムはこちらから。
昔のアルバムなら、まずはベスト盤ですかね。
Yuka Kawamura Best”Works”
川村結花
エピックレコードジャパン
2003-12-03