今日のサンガさんは、山形との対戦でした。後半30分くらいまで
「これはどうやっても点が取れないわ」と匙を投げていたのにな、
やっぱりサッカーって奥が深いというか。

前半の入りは悪くなかったと思います。ただ、なんかパスが
つながらないシーンが目立ちました。いちばん取られるとまずい
ところで何回か取られてピンチになっていましたし、失点も
変に奪われたボールを中島に預けられ、そのまま突破を許して
ゴールまで持っていかれたものでしたし。このあたりはもっと
精度を高めないと、ここからも難しい試合が続くでしょう。

前半終了間際に失点したサンガさん、大木監督は駒井、久保、
そして原川と攻撃的な選手を次々に投入します。それでも
やっぱりパスミスは多いし、ペナルティーエリアに侵入できて
ないし、さらにPAに入っても相変わらずシュート打たないし、
「こりゃもうダメだな」と思うには十分な材料が揃って
いたのです。

ところが、その雰囲気は87分に久保がゴールを入れたことにより
一変します。すでに山形は守りに入ってきてたこともあるん
でしょう、そこからはサンガさんの攻撃一辺倒になりました。
そしてアディショナルタイムも終わろうとしている94分、
駒井がゴールライン際でうまく入れ替わり、そのクロスを
工藤が決めて土壇場で逆転に成功しました。なんか、最後の展開は
いつかの横浜FC戦みたいでしたね、あのときも工藤が決勝ゴールを
決めたような。
(5/27追記:あ、あのときの1点目も久保だったっけ。あのときは
工藤の決勝ゴールが見事なミドルだったよな)

数字で見れば3連勝ですが、内容が伴っているとはとても言える
状況にありません。それでも勝てている今のうちに改善して
いかなければ、また勝てなくなっていくのは目に見えています。
ここでなんとか踏ん張っているんだし、それを生かすも殺すも
これから次第だ。まだまだ厳しい戦いは続いていきます。