実はこの土日はいろいろスケジュールを失敗しており、
この野辺剛正さんワンマンも先月本人に聞くまで先週だと
思っておりました。まあ、もうひとつ失敗したことが
あって、それがなければ今日はここじゃなかったことを
考えればよかったんだろうなあ。

さて、どこまで書いていいのかなあ。今日のライブを
見てて、なんだかいろんなことを思い出していました。
はじめて会ったのが一昨年の谷カルで、その次の
ライブの打ち上げではじめて話をして、その年の
年末のワンマンで「イベント出てもらえませんか」
という話をして。去年の2月に「どこへ向かって
いるのかなあ」と思ったけど5月の岡山、そして
6月の自分のイベントとホント素敵なライブを
してくれて。その流れで8月のワンマンも大成功を
収め、そのあとご結婚の報告を聞き、なぜかその
パーティーに呼んでいただいたんだよな。

なぜそんなことを考えていたのかというと、今日の
野辺さんは去年の野辺さんと全く違っていたから
なのです。去年なら鉄板だった「ダメージの詩」や
「わかってきたこと」が全然はまってなくて、逆に
去年書いた「かけがえのないひと」や去年なら全然
はまらなかっただろう「素晴らしき人生」が相当
しっくりきてたもんなあ。その意味で、今回の
ライブタイトルだった「風向きを変えたい」も
はまらない曲のひとつで、「そんな穏やかな
気持ちで『優しい気持ちにはなれない』なんて
歌われても」とか思ってたんだ、実は。

そう考えると、野辺さんって実はそのときの気分が
ライブで如実にあらわれるアーティストなんだなあ、
といまさらながら感じていた今日のライブでした。
とにかく今はすべてが充実している様子の野辺さん、
今年はそんな意味でかなりおもしろい1年に
なりそうな予感がしています。そんな「今」を
残しておく意味でも、ちょっと音源なんかも
作ってほしいと思ったっけ。そういう
「積み重ね」が野辺さんを作ってきたんだろうな、
これからどうなっていくのかもまた楽しみだ。