ソウルストーン&Co.が東京に進出をする、
という話を聞いたときには、「そうか、
それは頑張ってほしいな」くらいにしか
思っていませんでした。ところが、日程を
見てみると、ちょうど私が東京に行く
時期と重なっているらしい。彼らを東京で
見る機会はそうないだろうし、ならば見に
行っておこうか、となりました。
まずはソウルストーン&Co.の登場です。今回は
いつもより声が前に出ており、「歌を聴かせる
シンガー」としてはまだまだとはいえ「みんなを
踊らせるアーティスト」としてはかなりいい線に
いっていたと思います。それだけに、途中から
声が出なくなってしまったのはかなり残念に
思いました。
 にしてもこの音は、おそらくPAさんの技術も
大きかったわけで。あとで聞いてみると、今回の
PAさんはSOLZICKの専属なのだそうです。彼らの
音をこういう形で引き出せるんだ、というのが
かなり興味深かったです。そして、彼らがそこまで
できるようになっていたことも。

 そして後半は、SOLZICKの登場です。男性
6人組のアカペラグループで、「ケツメイシの
音楽をアカペラにしてみました」という印象を
受けたかなあ。悪くはないと思いますが、たぶん
「歌ってる」イメージが合わなかったんだろうな。
ただ、アンコールはマイクなしの完全アカペラで
歌ってくれたのですが、これはめったに聴けない
こともあってかなりよかったです。なんというか、
彼らの「意地」を見たような気がしたな。その
気持ちがあれば、彼らは大丈夫かもしれない。