個人的には音楽一色で過ごしていますが、今日もサッカーの
試合が行われています。そんな中でサンガさん、残念ながら
来年はJ2に舞台を移して戦うことが決定してしまいました。

 この成績で降格するのは当然として、今年は前回降格した2006年よりも
深刻な気がしています。2006年はほぼ全権を委任してきた柱谷監督を
更迭して立て直しを図ったものの復活せず、でしたっけ。ただ、あのときの
戦力は正直J1で戦えるものではありませんでしたし、監督も選手も
持てる力は出していたと思っています。

 ただ、そのときも柱谷監督を解任したことに関しては全く納得を
していません。それまで完全な「柱谷体制」で長期政権を敷いていた
中で、「成績」だけを見てそれまでの積み重ねを完全に壊す選択を
した、と映っています。いま柱谷体制下で残っているのはスカラーアスリープロジェクトくらいですか、それも「提携している都合で
やめられないから残っている」といわんばかりに細々と続けている
ように見えます。まあ、その結果は、また5年後に現れてくるん
でしょうが。いま、宮吉が活躍しているように。

 そして、今年に関してはどうだったか。2006年といちばん違う
ところは「勝てる試合をかなり落としたこと」、逆に言えば
「十分J1で戦える力を持っていた」ということです。それなら
「監督を解任する」という選択肢はアリ、とも思えますが、私が
見る限り最悪のタイミングでした。

 もし久さんが指揮を執っていれば、少なくともアキさん初采配の
レッズ戦はあんな成績になっていなかったでしょう。そして、
長期契約を結んでいたはずの久さんをまた「成績だけで」解任し、
その後の体制を確定できないままシーズンが終わろうとしています。
正直、この解任で「今年の残留は不可能である」ことを悟って
しまいましたし、その後の迷走を見ても来年がどうなるか全く
見えない状況になっています。これだけの戦力を持ちながら、
いまJ2で戦っても上位進出は難しいと思います。

 そんな状況で、フロントがいちばんしなければならないことは
「選手たちを流出させないこと」のはずです。ところが今週、
サンガさんのフロントはヤナギさんを戦力外とすることを決定しました。今年はあまり試合に出ることができなかったとはいえ、
ヤナギさんがいるといないで全く違うチームになっていたことに
気がつかず、このことがどんな影響を与えるか全くわかっていない
フロントに憤りを覚えます。

 思い返せばはじめて降格した2000年、サンガさんはカズを
戦力外にしたことで話題になりました。10年経って全く同じ
ことをするということは、フロントの体質は10年間変わることが
なかった、ということになります。そりゃ、何回も昇格と降格を
繰り返す「エレベーターチーム」になってしまうよね。

 今年の9月、ほとんどサンガさんの試合を見に行っていないのは、
そんなチームとフロントに嫌気がさしていたことも一因です。今は
「最後のJ1だし、楽しむか」と逆に開き直っていますが。さて、
来年はどうしようかなあ。祖母井さんを招聘する、という噂も
出ていますが、数年後また同じことを繰り返すのであればあまり
期待できないよなあ、と思っている自分もいたり。もし西京極で
見かけることがなくなっても、そっとしておいてください。
それでもサッカーを見るのは好きだし、いまさらサンガさん以外の
チームを応援する気にはなれないけど、ねえ。