先日のRINCEライブで告知があった、おのまきこさんが
ヴォーカルをつとめる音光明媚のライブがやってきました。
会場は京橋にあるBERONICAという、コースターとかには
「キャバレー」と書いてましたか。雰囲気的にはちょうど
ブルーノートのような感じで(いや、もっと堅いかも)、
でもフードやドリンクの値段はけっこう良心的でした。
「隠れ家」として、なかなかおもしろそうなところでしたよ。

 まず前座として、達也さんのステージがありました。
彼の低い声はかなり武器になる、とは思ったものの、
まだ全体的に音程が取れてないように聴こえていた
節があります。それをなんとかすれば、もっと
成長するでしょう。

 そして本命、音光明媚のステージがはじまりました。
なんだろなあ、アルバムを聴いていると、ほとんど
同じ曲に聴こえてしまうんですよね。そしてそれは、
今日もやはり変わりませんでした。1つは打ち込みを
入れていたことで「CDと同じ」になってしまっている
ことだとは思いましたが、ひょっとすると何か
コンセプト的なものが隠れてるんだろうか。

 途中クリスマスの曲を歌うパートでは、さすがは
まきこさん、「サンタクロース・イズ・カミング・トゥ・
タウン」をジャジーに歌いこなしていました。これを
見て、また「まきこさんは自由なほうが生きるだろうに」
なんて感じてしまうんですよね。

 とはいえ、何曲かあった新曲は今までと全然違う
雰囲気のものがありましたし、そういう意味では
「まだまだこれから」なのかもしれません。今年は
今日が「最初で最後の」ワンマンライブになって
しまった彼ら、来年は精力的に活動をするそうなので
その活躍を見守っていければと思います。

 そう、最後の曲は、「リーダーのご子息が生まれた
ときの歌」でした。まきこさん自身、「大親友に子どもが
生まれた」
ばかりということもあり、歌っているときに
少し涙ぐんでいたような。それでも、しっかり歌いきる
ところはさすがだと思いました。