いつも行ってるレコードショップでふと、「razz.」という
アーティストが目にとまりました。もう解散して7年にも
なる「RAZZ MA TAZZ」の阿久さんと横山さんが
結成したユニットで、そう遠くないうちにインストアをする、
とのこと。そこで調べてみるとちょうど心斎橋へ行く
日だということがわかり、少し早めに向かうことと
なりました。

 会場に着いてまず驚いたのは、その男女比…と
いうか、そこには女性の姿しか見えなかった
ことでした。年齢層的にはやっぱり「RAZZ MA TAZZ」を
知っている世代が多いのかな(ちなみに、私はRAZZ MA
TAZZ全盛期の時に高校生でした)。にしても、
ここまであからさまに男女比が偏るライブはあまり
見たことがないんですよね。別に、アイドルとして
売っているわけでもないのに。

 ライブの前で会場にかかっていた音楽でも、もちろん
ライブの中でも、そこにあったのは「razz.という
アーティストが演奏するRAZZ MA TAZZの世界」
でした。阿久さんの声があのころと全く変わって
おらず、それがまたRAZZ MA TAZZらしさを
色濃く残しているんでしょうね。

 とはいえ、その艶っぽい声が健在であることこそ
razz.の世界を引き立てていることは間違いなく、
その世界はまだまだ色あせていませんでした。
いつかまた、その世界がまた広がっていくことを
期待しています。彼らなら、きっと大丈夫。