こういう日に限って朝の厚年はなにもなく、かなり残念に
思ってました。なんでかな、と思い会場に入ると、そこは
ピアノとパーカッションだけのシンプルなつくり。ああ、
これだったら朝から準備する必要はないか。

 木根さんはデビューしてから二十一年、森口さんも
デビュー二十周年とすでにベテランの域に入っている二人。
そんな二人の繰り広げるステージは、貫禄すら感じさせる
ものでした。

 それは歌ももちろんだけど、それよりトークによく
現れていた気がしています。いや、あれだけ好きに話して
いながら時間はきっちり守る、という能力はさすがだと(笑)。

 先にも書いたようにアコースティックな編成で、とても
ゆったりとした時間を過ごすことができました。最近は
なんだかバタバタしてることも多かったので、こういう
時間はとっても貴重だったと思います。やっぱり、「明日も
がんばろう」と思えるライブはでしたから。